●建築家作品集
古谷誠章作品集|NOBUAKI FURUYA, 179 WORKS 1979 > 2013
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著者|古谷誠章
発行|建築メディア研究所
体裁|W 249 mm x H 278 mm、252 ページ
言語|英語 日本語
ISBN|978-4-907045-12-8
発行日|2014年5月
定価|4,104円(本体3,800 円)
送料|無料(離島を除く日本国内)
在庫|あり
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推薦の言葉 ── 建築家・谷口吉生
古谷誠章さんの建築は批評性があると同時に、人を和ませるものがある。洗練されたデザインを持ちながら、
よそよそしく感じないのは、彼の人柄によるのであろう。
「自分とは異なる風土、異なる生活習慣、異なる人の考えを、可能な限り想像することを通して、
建築家としてのアイデアが生まれてくる。」という彼の言葉にそれが表れている。
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内容のご紹介:
(こちらのPDFファイルもご覧ください)
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建築家の発想と思考をトレースする/古谷誠章作品集
建築家・古谷誠章の、最初期から2013 年までのアンビルトを含むほぼすべての仕事=179作品を収録した作品集です。
179 作品は作品番号を付して設計着手年順に掲載しています。最初の作品は審査員ジェイムズ・スターリングによって1等に選ばれた
新建築住宅設計競技「K. F. シンケルの家」。古谷が早稲田大学大学院在学中の作品です。
大学院修了後、古谷は早稲田大学の穂積信夫研究室に助手として在籍し、研究室の主要な仕事を担当します。
1990 年に広島の近畿大学に移籍し、初めての住宅作品「狐ヶ城の家」ほかを設計。
早稲田大学に戻った1994 年からは設計事務所NASCA を設立。
大学と事務所のふたつの拠点で精力的に設計活動を開始し、現在に至ります。
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全作品を時間軸上に並べて見せるというユニークな形式は、建築家の34 年に及ぶ設計活動の中での創造の過程を跡付け、
通底する思想と社会に対する態度を明確に読み取ることができます。
同時に、継続的に追求されたり、時にさまざまに想起される空間のアイデアを見て取ることができます。
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写真338 点、図版181 点を収録。
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主な収録作品:
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1990 狐ヶ城の家
1992 ささき別荘
1994 天草ビジターセンター+天草展望休憩所
1996 香北町立やなせたかし記念館 アンパンマンミュージアム
1995 せんだいメディアテーク計画案
1996 ハイパー・スパイラル・プロジェクト
1998 香北町立やなせたかし記念館 詩とメルヘン絵本館
1998 早稲田大学會津八一記念博物館 旧早稲田大学図書館改修
2001 ジグハウス/ ザグハウス
2002 近藤内科病院
2002 イル・カセット
2002 森林小屋/水关の家
2003 代田の切り通し
2003 神流町中里合同庁舎
2005 茅野市民館
2005 UNABO
2007 神宮前メグビル
2007 谷間の日時計の家
2009 T 博士の家
2009 鶯庵
2009 高崎市立桜山小学校
2009 小布施町立図書館/まちとしょテラソ
2009 早稲田大学理工カフェ
2010 UR ヌーヴェル赤羽台B1 街区
2010 ルピシア京都寺町三条店
2011 熊本市医師会館・看護専門学校
2011 実践学園中学・高等学校 自由学習館
2012 中河原保育園
2012 ルピシア滋賀水口工場
2012 又庵
2013 山鹿市立鹿北小学校
2013 ルピシア・パリ・サンジェルマン店
2015 喜多方市本庁舎計画案
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全179 作品
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著者について
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古谷誠章(ふるや・のぶあき)
1955 年東京生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。同大学院博士前期課程修了。
1986 年文化庁芸術家在外研修員としてスイスの建築家マリオ・ボッタ事務所に在籍。
近畿大学講師、同大学教授を経て、1994 年早稲田大学理工学部助教授、同年設計事務所であるNASCA を八木佐千子と共同設立。
現在は早稲田大学創造理工学部建築学科教授を務める。
受賞歴:
吉岡賞(1991 年)「狐ヶ城の家」
日本建築家協会新人賞(1999 年)「詩とメルヘン絵本館」
日本建築学会賞(2007 年)、日本芸術院賞(2011 年)「茅野市民館」
日本建築美術工芸協会賞(2012 年)「小布施町立図書館まちとしょテラソ」
日本建築大賞受賞(2014 年)「実践学園中学・高等学校自由学習館」
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