●著作集
ロンドンのタウンハウス巡り
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著者|加藤峯男
発行|建築メディア研究所
体裁|A5判、104 ページ
言語|日本語
ISBN|978-4-907045-16-6
発行日|2015年7月
定価|2,916 円(本体2,700 円)
送料|無料(離島を除く日本国内)
在庫|あり
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内容のご紹介: (こちらのPDFファイルもご覧ください)
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日本の住宅街はなぜロンドンのように美しいものにならないのか? 一人の経験豊かな建築家が、自身の街づくりの考え方を見直すため、ロンドンのタウンハウスを訪ね歩いた旅のエッセイ集。多数の写真、図版、プロットした地図と共にその魅力を紹介します。
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エンドウ・アソシエイツの創設者、圓堂政嘉らによる「広尾ガーデンヒルズ」(1984年〜86年)は、都心部にあって緑豊かで落ち着いた住環境が人気のヴィンテージマンションですが、設計にあたって圓堂が参照したのがロンドンのタウンハウスでした。エンドウ・アソシエイツ現代表の筆者は、圓堂が残した古い写真アルバムの発見をきっかけに、ロンドンのタウンハウス巡りを思い立ちます。
本書は、1666年のロンドン大火の後に生まれた、ジョージアン、ヴィクトリアンのタウンハウスを中心に、そのデザインと開発手法の成り立ちをふんだんな写真と共に解説したものです。ハウスとフラッツ。さらには、ハウスでも、テラスド・ハウス、セミ・ディタッチド・ハウス、ディタッチド・ハウスといった住宅形式。赤煉瓦のヴィクトリアンと、黄煉瓦とスタッコのジョージアンといった建築様式について、集合住宅を数多く手掛けた建築家の視点で、その背景を掘り下げていきます。同時に著者は、ロンドンの美しい街並と、統一感に欠けた東京の都市景観を対照させ、魅力的なまちづくりの可能性を探ります。
ロンドンのタウンハウスを巡るガイドブックであると共に、さまざまなまちづくりのヒントが盛り込まれた一冊です。
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主な収録作品:
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アイヴァーナ・コート
アイヴァーナ・ガーデンズ
セミ・ディタッチド・ハウス
カドガン・ホテル
ロンドン中心部地図とタウンハウスのプロット
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著者について
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 加藤峯男(かとう・みねお)
昭和21 年 愛知県豊田市生まれ。
昭和44 年 名古屋大学工学部建築学科卒業。
同年 圓堂建築設計事務所入所。
平成3 年 同所パートナーに就任。
平成14 年 株式会社エンドウ・アソシエイツ取締役に就任。
平成15 年 株式会社エンドウ・アソシエイツ代表取締役に就任。
平成22 年 一般社団法人東京都建築士事務所協会理事に就任。
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